2006年03月06日

アスランの行動原理〜エゴだよそれは!

ロマンアルバムの夫妻インタによるとアスランがザフトに復帰した理由は
カガリとオーブのためだそうです。
確かにAAに戻ったときはそう言っていたが、なんか言い訳くさい。
オーブでは何もできない自分に無力感を感じていたり、父の呪縛から
解き離れたいと思っていた事もまた事実だ。
能力もプライドも高い男なのだから、力を欲しいと思うのは自然なことだろう。
それを「カガリとオーブのため」と言ってしまうのは押しつけがましい。
彼の態度は、「お前のためにやってるんだ」と言いつつも
自分の感情を発散させているだけの体罰教師の言いぐさとそっくりなのだ。
「俺はオーブにいたままでは何もできないから、プラントへ行く。
君はオーブで君が出来ることをやれ。お互い平和のために自分が出来ることをしよう」
と正直に言ってくれれば納得できたのだが。

また、カガリが首長会を抑えて連合との同盟を阻止できると本気で思っていたのか?
何だかこの辺の問題に目をつぶって、自分がしたいことを優先したように見える。
二年間側にいてカガリの政治力に気づいていないとしたらただの馬鹿だし、
薄々気付いていながら自分を誤魔化して「カガリは大丈夫だ」と言い聞かせていた
のではないだろうか。
似たようなケースが脱走時、沈んだはずのAAを探すと言っていたこと。
どちらも都合の悪い現実に目をつぶり希望的観測でとった行動である。
アスラン、君は建前で誤魔化さず、自分のエゴはエゴとして正直に認めなさい!!

夫妻インタはアスランの行動を「優しい人」としてフォローしようと必死らしいのだが、
言えば言うほど裏目に出ているな…
第一、アスランは大局を見て動く人間だと自分達で定義しているではないか。
世界平和のために尽くす→それがカガリやオーブを守ることにつながる、と考えれば
筋が通るのだが、「個人や一国家のため」が第一の動機だったというのはおかしい。
大体カガリとオーブを守るには、他国の軍人になることはあまりに迂遠すぎる方法だ。

ガンダムエース3月号・ハマーン役の榊原さんインタを読むと
アスランにも当てはまっていてなるほどと思うことがあった。

榊原「シャアは結局、女性に深入りはしない。自分自身は愛せても、
他人、特に女を愛することは出来ない。もしかすると女性が怖いのかもしれない。
愛するということを知らないというか、分からないんでしょうね」

アスランの場合、女性を愛せないのは言い過ぎにしても、
他に気になることがあると女を放り出してそっちへ行ってしまう奴という感じだ。
種の時はそう感じなかったけど、種死では自分が一番大事・自分大好き人間
に見えてしまう。

榊原「シャアにしろシロッコにしろ偏っているんですよ。目指す方向は世界平和
なんでしょうけど、彼らの都合のいいように大義名分化されている気がします。
みんな、自己の欲望を隠しながら哲学を語っているだけなんです。」

またロマンアルバムインタでもこんな一節が
両澤「二度と何も失いたくないという思いがレイと議長によって
大義にすり替わっているのが面倒なんです。」

これはシンのことだが、アスランだって同じだよ。
キラ撃墜→「議長の人形にはなれない!議長の言葉は世界を殺す!」だもんね…
アスランの厄介なところは表向きの信念とは別の信念(=キラたん命)があって、
しかもそのことに自分では気が付いていないこと。
ジエッジのアスランでさえこの呪縛から逃れられなかった。

いつも最初は大義や信念を掲げて戦うのだが最後まで貫く事が出来ず、
肝心なところで私情に流されてしまう。
いっそ建前を捨てて自分の気持ちに正直になればもっと楽に生きられるのに、と
思うのだが、それではアスランがアスランでなくなってしまう気もする。
キラと同じになったら彼の存在意義はないしなあ…
posted by backtoCE71 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | アスラン・アスカガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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